主人公は自分
~協同で働き、ともに生きる~
社会を変える主人公、協同を始めるのは私たち自身。
意志あるおおぜいの私が集まり、協同し、多様な人々が豊かに、そしてともに生きることができる地域を創造し続けていくために、協同の取り組みを広げる国際協同組合年の企画にふさわしい大会にしていきたいと考えています。
日 時
2025年 11月29日(土)
・全体会 14:00 ~ 17:00
・懇親会 18:00 ~ 20:30
11月30日(日)
・分科会 10:00 ~ 12:30(5企画)
・オプショナルツアー(4コース)13:30~17:00(予定)
・自主企画 13:30 ~(2企画)
会 場
全体会、分科会、自主企画:日本教育会館(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
懇親会:練馬区立区民・産業プラザ「ココネリホール」(練馬区練馬1丁目17番1号)
開 催 方 法
実参加・オンライン併用のハイブリット開催
参 加 費
全体会及び分科会:3,500円、学生:2,500円(後日送付の報告集代金及び送料が含まれます)
*懇親会・オプショナルツアーの料金は含まれません
参加申込はこちらから
参加申し込みは「イベントペイ」からお願いします。
イベントペイは参加申し込みと同時にクレジット、コンビ二支払いなどの決済が行われるシステムです。
お支払い完了後、イベントペイにお知らせいただいたメールアドレス宛にWNJホームページ内の全国大会に関する資料、ZOOM招待状などが閲覧できるサイトのパスワードをお送りします。
(資料掲載、ZOOM招待状の掲載は11月初旬となります)
また大変恐縮ですがお支払い後のキャンセルは受け付けかねますのでご承知おきください。
オプショナルツアーについては人数に限りがありますのでご希望の方は下記問い合わせ先まで連絡をお願いします。
内 容
全体会 11月29日(土)14:00~17:00
場 所:一ツ橋ホール(日本教育会館内)
テーマ:「腑におちる働き方で、心も身体もチャキチャキさ!」
シンポジウム 協同労働の価値と可能性
イントロダクション 駒澤大学経済学部・現代応用経済学科教授 松本典子
パネラー:
エイトバードカンパニー労働者協同組合
労働者協同組合わっぱ社会的協同組合
アーバンズ合同会社
NPO法人ACT保谷たすけあいワーカーズハミング
目的:
ワーカーズ・コレクティブは1982年から「働く人の協同組合」として、協同で地域に必要な機能を事業化し、地域社会を創り変える運動を進めてきました。
これまで私たちが実践してきたワーカーズ・コレクティブの理念を基本とした「労働者協同組合法」が2020年に成立し、2025年7月1日現在約160団体が設立されています。
今開催は、国連が定めた国際協同組合年とワーカーズ・コレクティブ全国大会の開催年が重なりました。これを機に改めて「協同で働くことの意義や価値」を大勢で議論し発信していきたいと思います。
「協同」の要(かなめ)は、協同する一人ひとりが主人公であり、人を大切にするということです。協同労働は、みんなで考えて、みんなで働き合うがゆえに、みんなで納得度を高めていくという困難性も抱えています。何を価値とし、どう協同を作り出しているのか、いくつかの事例をもとに、「腑におちる働き方とその価値」を発見し、持続可能で活力ある地域社会のこれからを展望できるシンポジウムにしていきたいと思います。
懇親会 11月29日(土)18:00 ~ 20:30
場所 :ココネリホール
参加費: 4,000円
分科会 11月30日(日)10:00~12:30
場 所:日本教育会館内会議室
〈第1分科会〉
テーマ:パートナーシップで生み出す価値~異なる協同組合が共にすすめるまちづくり~
事例共有:生活クラブ生活協同組合神奈川
事例報告:
熊本 グリーンコープ くまもとワーカーズ連合会
埼玉 労働者協同組合つどい
提言:
ワーカーズ・コレクティブ ネットワーク ジャパン
生活クラブ生活協同組合長野
目的:
生活クラブ生協から誕生したワーカーズ・コレクティブ運動は、生活クラブ神奈川のデポー運営を担うことから始まりました。42年もの間、生活クラブとワーカーズ・コレクティブが対等互恵のパートナーシップを強めながら異なる主体の協同組合が共同してすすめてきた実践例を通してワーカーズ・コレクティブの価値を再認識する機会とします。また、今後も「地域の豊かさや幸せを実感できるまちづくり」をすすめて行くために協同組合同志が力を合わせて必要なことやできることを考え、一歩前進する契機にしたいと思います。
〈第2分科会〉
テーマ:地域の悩みを食で解決!! つながることから始めよう
報告者:
北海道 ワーカーズ・コレクティブ ぽんこたん
神奈川 企業組合ワーカーズ・コレクティブ ミズ・キャロットすすき野ブランチ
千葉 NPO法人ワーカーズコレクティブうぃず
埼玉 労働者協同組合ワーカーズ・コレクティブトラステッドふーず
東京 企業組合ワーカーズ・コレクティブ・ラ・ママン
目的:
食べることは赤ちゃんから高齢者まで、生きていくことに欠かせない大切な行為です。
地域で生産されたものが調理され、食べ手に渡ること自体が、地場の野菜や農地、暮らしを守ることにつながります。
食の事業から生み出される価値を考え、何ができるのかを知ることで、事業継続となり地域への資源となります。
ワーカーズ・コレクティブの食の事業所が地域とつながり、価値を生み出している事例を掘り起こし、必要とされている地域事業の意味を再確認します。
〈第3分科会〉
テーマ:
人とのつながりで、地域を元気に~世代を超えて、たすけあい支え合いのコミュニティづくり~
基調講演:神奈川 公益財団法人 かながわ生き活き市民基金
事例報告:
東京 認定NPO法人 ACT練馬たすけあいワーカーズふろしき
ふろしき・ねこの手(居場所・相談事業)
氷川台だるまちゃんち(私設児童館/日曜学童)
神奈川 助産院 mamana house
目的:
これからも地域に必要とされる多世代の居場所をテーマに、地域に根差した活動を行っている団体や他団体と連携を取りながら行っている事例を共有し、多様な可能性を探っていきます。
また、世代を超えた様々な団体との連携を作りながら運営している団体の事例から、その重要性を理解し、自分の地域でもやってみようと思えるきっかけを作ります。
すでに活動しているワーカーズにとっては、自分の活動のヒントをもらう場にします。
その他若い世代にも関心を持ってもらうためのメッセージを発信します。
〈第4分科会〉
テーマ: 事業は継続しなけりゃ意味がない!~模索・挑戦・希望~
事例報告:
東京 NPO法人ワーカーズ風ぐるま
埼玉 労働者協同組合ワーカーズ・コレクティブハニーBee
群馬 ワーカーズ・コレクティブ苺
兵庫 労働者協同組合こども編集部
目的:
ワーカーズ・コレクティブは地域で必要なものやサービスを事業化している団体です。
必要とされているサービスならば継続していくことが大切です。人がいない、理念が継承できない、お金が続かない・・だからやめる、ではなく、中長期視点も持ちどうすれば継続できるのか考えていくことが必要です。地域のニーズを拾い事業拡大するほか、単一の事業だけを行っているのではなく、危機管理として複数の事業を考えるなどの柔軟な考え方も必要です。この分科会では事業継続に向けて、様々な工夫や挑戦をしている事例を学びます。
〈第5分科会〉
テーマ:違っていてOK!「共に働く」~始まりはここに居るひとりから~
実践報告:
長野 ワーカーズ・コレクティブ地域のかまど
宮城 株式会社髙橋徳治商店
東京 NPO法人コンチェルティーノ
生活クラブ生活協同組合 東京
目的:
様々な障がいは基より、特に働きづらさを抱えている人々と「共に働く」ことに焦点をあてた事業の実践報告を共有します。共に働く場へ参加する人が多様化していることで、事業の内容も多様になっています。
共に働くことを支え、拡げるためにさまざまな団体との連携、協力は不可欠です。
上記を基に、始まりと広がりの報告から、ヒントを得る学びとします。
「共に働く」事業所が、どの様に生まれてきたのか・・身近なひとりの課題を社会課題へ置き換えて事業を行う様子の報告を基に学びます。
共に働く事業所どうしの連携、他団体との連携、生活クラブとの連携などで、実際にどのような関係で事業を広げてきたかの報告から、誰もがいつでも働ける場を拡げるためのヒントを学びます。
4つのオプショナルツアー
11月30日(日)13:30 ~ 17:00(予定)
参加費: 2,000円(弁当代、交通費は別途)
◆ 4か所の「生活クラブ運動グループ地域協議会」の活動を巡るツアー
「生活クラブ運動グループ地域協議会」とは、東京都内の各自治体で活動する生活クラブ運動グループの団体の集まりです。
生活クラブ東京の地域組合員組織「まち」をはじめ、福祉や食などのワーカーズ・コレクティブのほか多様な団体が参加し、まちづくり活動をおこなっています。
まちづくり活動の基本は「市民版地域福祉計画」で各地域協議会では市民による市民のための「まちづくり」を実現するための長期計画を「市民版地域福祉計画」として描き、実現のための機能づくり活動をおこなっています。
各自治体の市民版地域福祉計画はこちらから
https://inclusive-gr.com/network/
- 小金井コース 手作りランチと地域のつながりを知ろう!
【目的】 小金井地域協議会の各団体を見学し、食や福祉、居場所、環境活動の事業所を回り、小金井市のまちづくりの描きを知ってもらう。
【コース】
① ワーカーズまちの縁がわ「わ・おん」(居場所)
手作りランチをいただく
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② 「はぁと・ぽっと(お弁当屋さん)」(配食のワーカーズ)
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③ 「エコメッセ水・緑・木地」(リユースショップ)
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④ ワーカーズまちの縁がわ「わ・おん」
「わ・おん」の説明を聞いてから、お茶菓子をいただき、見学できなかった、生活者ネットワーク(行政情報・政策提案)、たすけあいワーカーズほっとわぁく(介護・福祉)、地域協議会には参加していないが、地域で居場所として活動し皆さんと繋がりを持っている「マミンカの家」それぞれの代表に活動内容を伺う。
小金井地域協議会の市民版福祉計画や目指しているところ等を伺う。
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⑤ 武蔵小金井駅(JR)17:00解散 - 杉並コース あれもこれもこんなにたくさん!杉並の運動グループってすごい!
【目的】 杉並区内の生活クラブ運動グループの事業所を訪ね、「市民版地域福祉計画」の話と各運動グループの活動を知ってもらう。
【コース】
① デポーすぎなみ永福(生活クラブ生協店舗)
3階組合員集会室でデポーの弁当を食べた後、杉並地域協議会の団体の活動紹介をする スライドで写真を紹介(北東京生活クラブ生協、生活クラブ生協 まちすぎなみ北・まちすぎなみ南)、たすけあいワーカーズさざんか(介護・福祉)、保育室モモ(保育)、おでかけサービス杉並(移動サービス)、ワーカーズ・コレクティブふくふく(生協業務受託)、 エコメッセ杉並(リユースショップ)、ワーカーズ・コレクティブオレガノ(施設の食事サービス)、 杉並・ワーカーズまちの縁がわなかまの家(居場所)、杉並・ワーカーズまちの縁がわ上井草(居場所)、生活クラブ葬祭ワーカーズ(葬祭コーディネート)、企業組合轍ケイアッシュ(生協業務受託)、ワーカーズ・コレクティブ企画編集・のもの(編集・企画)、杉並・生活者ネットワーク(行政情報・政策提案)、杉並ACT(地域の会員組織))
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② 杉並・ワーカーズまちの縁がわ なかまの家
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③ 荻窪駅(JRまたは丸の内線)17:00解散 - 江戸川コース 地域の仲間で”夢“を現実に!!
【目的】 江戸川区内の「生活クラブ運動グループ」個々の活動を知ってもらうと同時に、「yoki好日荘」を中心に江戸川地域協議会が進める「市民版地域福祉計画」の話と、江戸川に根ざす市民活動の形を紹介する。
【コース】
① 江戸川たすけあいワーカーズもも(介護・福祉)(ももで昼食)
訪問介護事業、カフェ、親子ひろば(生活クラブ生協の委託事業)の3事業での運営の紹介と、裏手の古民家「好日荘」を使っての居場所作りについて。
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② ほっとコミュニティえどがわ(高齢者住宅):自分のスタイルを大事にできる高齢者の共同住宅です。1Fにはコミュニティレストラン「ほっとマンマ」があります。23区南生活クラブ生活協同組合まち江戸川、江戸川生活者ネットワークの活動紹介と市民ファーム(地域の活動拠点)※市民活動を育てていくファーム(農場)として生れたマンションの一画を使っての活動団体紹介や市民による地域作りの考え方を紹介。
元気力発電所平井店→環境に負担をかけない循環型社会をめざし、チャリティーショップを運営
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③ 新小岩駅(JR)17:00解散 - 板橋コース デポーいたばし~福祉、子育て、縁がわ見学ツアー~
【目的】 板橋区内の生活クラブ運動グループの各事業所を訪ね、「生活クラブ・デポーヴィラージュ構想」および、生活クラブ運動グループ地域協議会の活動、各ワーカーズの事業について知る
【コース】
① 生活クラブ館徳丸
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② デポーいたばし(生活クラブ生協店舗)
デポーのお弁当を2階のたすけあいワーカーズあやとり(介護・福祉)で食べながら地域協議会の活動・事業を紹介する
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③ おやこ舎(子育て支援)
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④ ワーカーズまちの縁がわココアいま(居場所)
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⑤ ときわ台駅(東武東上線)16:30 解散
自主企画 11月30日(日)13:30~15:30
場 所:日本教育会館内会議室
〈第1企画〉
国分寺市における社会的連帯経済のマップづくり
生活クラブ運動グループ国分寺地域協議会(東京)
内容:
日本において社会的連帯経済の認知度は低く、担い手も自覚していないのが現状です。そこで、国分寺市の市内にある社会的連帯経済の事業所などを地図に示すサイトを立ち上げることにしました。社会的連帯経済の定義を明確にし、当てはまる市内の事業所をピックアップし、随時更新していく活動について報告します。
また、10月に開催されるBordeaux GSEF 2025に参加し、その内容を報告する予定であり、世界における社会的連帯経済の状況も報告します。
〈第2企画〉
「ワーカーズ・コレクティブの働き方・入門編」
~伝えるポイントはこれ!~講座紹介
事務局ワーカーズ・コレクティブ Largo(神奈川)
内容:
「協同で働き、ともに生きる」ことを大切にするワーカーズ・コレクティブ。しかし、実際には雇用での働き方に慣れた新メンバーに、その理念や運営スタイルを伝えることが難しい、という声が多く寄せられています。
そこで、神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会や(一社)市民連帯経済つながるかながわの事務局業務を行う中で多くのリーダーの悩みに向き合ってきたLargoでは、参加型組織運営を学ぶ講座として『ワーカーズ・コレクティブの働き方・入門編』を企画しました。本講座では、協同で働くことの意味や、メンバー全員が「主人公」として参加し運営するワーカーズ・コレクティブの特徴とその魅力を、実践的に学び・伝えるためのポイントをお届けします。
今回のWNJ全国大会では、この講座の一部をご紹介するとともに、参加者同士で意見や悩みを共有する交流の時間も設けます。