たすけあいワーカーズ・コレクティブ　杜のポケット

介護保険サービス外の「たすけあい事業」で日常生活を支援しています。

たすけあいの輪をもっと地域に広げたい！～「お互いさま！」の心をかたちに～

杜のポケットが設立したのは2011年10月15日。それまでの日常が失われ、人と人との繋がりの大切さが身に染みた年。そのような中、取手支部（当時）のエッコロコーディネーターなどの有志が集まり話し合いを重ねました。たすけあいのしくみが地域の中にもあったらいいね！ 小さな手助けや支え合いで、住み慣れた地域で誰もが安心して暮らしていけたらいいね！ という思いがかたちになり、誕生しました。

暮らしの中の困りごとのお手伝いをします！

活動内容は、日常生活で困っている方の生活・家事支援を中心に、取手市内を対象に会員制で自費サービスのたすけあい事業を行っています。一般的な家事全般（掃除、食事作り、洗濯、買い物など）はもちろん、介護保険サービスでは制限のある細やかなニーズにも臨機応変に対応できるのが強みです。家族と同居している方の家事支援や、病院や外出の付添い、不用品の片付け、草取り、窓拭き、季節品の入れ替え、書類の代筆、見守りなど、日常生活に支障が出て困っている方やご家族の要望を丁寧に聴き取り、心に寄りそった家庭的なサポートを心がけています。

誰もが安心して自分らしく暮らし続けることができるまちをめざして

取手市は少子高齢化が進み、高齢化率35.2％（茨城県30.1％）。地域包括支援センターが市内5か所に配置され、様々な面から高齢者を支えるための相談・支援を行っています。
杜のポケットも、取手市の介護予防・日常生活支援総合事業の中で、地域包括支援センターや福祉事業所のケアマネージャーさん達と連携しながら、公的な介護保険サービスや民間企業の福祉サービスでは賄えない部分を支える地域の担い手として頑張っています。高齢化社会に向けて、単なる家事支援ではなく、その人の生活そのものを支える支援が求められていることを痛感しています。

毎月定例会を開いてワーカー皆で話し合い情報共有をしたり、毎年数回、業務研修を行って知識や技術の向上を図ったりしています。現在、ワーカーは16名。他に仕事やボランティアをしている人、介護中、孫守り中の人など様々ですが、お互いのライフスタイルを尊重しながら、協力し合って元気に活動しています。少しでも利用者さんの役に立ち、感謝されて自分たちも元気をもらっています。
これからも初心を忘れずに、皆で共に考えながら、地域のたすけあいの実践を進めていきたいと思います。