小学生の放課後や長期休みの生活を支援し、異学年との遊びや交流をとおして、子どもの力を引き出せるようにサポートする学童保育
横須賀・久里浜で始めた「学童クラブ コジママ」
W.Coゴジママは、横須賀・久里浜で2003年より学童保育事業を行っています。設立のきっかけは、当時進んでいた生活クラブ生協よこすか生活館建設構想でした。当初は生活館の2階を借りて、12名の子どもたちと新米指導員とによる手探りの「学童クラブ ゴジラのしっぽ」の事業が始まりました。
久里浜は、少子高齢化が進んでいる横須賀市の中では、珍しく子どもの数が多い地域です。横須賀市の学童保育は民設民営で、多くが保護者会運営です。私たちは、運営はW.Coが担うことで保護者の負担を減らし、保育の視点は共同保育ということを掲げています。
そのためもあってか、2年目には利用希望者が増え、早晩待機児童を出してしまう事態が予想されたため、近くで物件探しを始めました。しかし、なかなか手頃なところが見つからず、どうしようかと思っていた矢先、久里浜小学校でわいわいスクール(全児童対策)が頓挫していることがわかり、そのスペースを学童保育として貸してもらえることになったのです。学校側との関係づくりが大変な時期もありましたが、現在は、とても良好な関係になっています。
空き店舗を借りてもう一つの学童保育所「ゴジらんど」をオープン
年々利用希望者が増え、とうとう2015年度には利用希望者を受け入れきれなくなり、近くの空き店舗を借りてもう一つの学童保育所「ゴジらんど」をオープンすることになりました。しかし、商店街の中の店舗なので、家賃が高く、かながわ生き活き市民基金の助成を受けることができましたが、5年目の今年もまだ赤字経営のままです。小学校に入っている学童と民間の施設を借りている学童との経営の格差を、身をもって感じています。
下校の時間になると、1年生から順に来所し、早速宿題を始める子、自分の好きなおもちゃやマンガのところに直行する子など様々です。お天気の良い日は外でサッカーや鬼ごっこ、雨の日は、工作や手芸などをして過ごします。また、夏休みはプール、全員外出など普段出来ないこともやります。1年経るごとに子どもたちの成長を感じることができ、やりがいのある仕事だなあと思います。二つの事業所では各2名の常勤と計10名の非常勤の仲間がいます。
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